島根県松江市周辺の狛犬(1)
最近出雲の松江市に行く機会があり、その時松江近郊の神社を駆け足で回った、今まで出雲型狛犬の座り型は
何組か見たことがあるのだが、構え型は一組であっただけ、しかも風化して原型を留めて無いものだった、今回
出雲狛犬の地元を訪れて分った見ごたえの在る狛犬が現存している是非訪れては如何か、風化して無くなってし
まう前に。
建て年号不明 八重垣神社 松江市佐草町(作者不明)
来待石で彫った狛犬では最古ではないかと言われているタイプの狛犬。シルエットは似ていないが長く伸びた耳、四肢を併せ台座が付いてない彫り方などは後の出雲狛犬座り型に受け継がれている。
同系の狛犬がもう一組、売布神社に建っている共に建て年号は不明。
寛政07/(1795) 揖夜神社 東出雲町揖屋町(作者不明)
松江周辺に建っている丸尾(廣江正幸君命名)タイプでは最も古い出雲狛犬、角台座に乗っていて上質の石で彫ってあるため細かい細工も状態よく残っている、右(阿)の狛犬は傷んでいるが風化では無く、台から落ちたダメージで破損している。この角台座中が刳り貫いてあり、軽くなった分強度が減り、真ん中から二つに折れている。
天保15/09(1844) 揖夜神社 東出雲町揖屋町(伊佐衛門・喜市合作)
同じ神社にある構えタイプの出雲狛犬、大型で見ごたえがある、石も上質で同時期の狛犬よりこだわった彫がしてある、松江市内にも大型の構え獅子が何組か建っているが、中でも最上の狛犬。

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