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釈 迦 三 尊 仏 |
磨崖仏 鞍馬石 |
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平成十五年の冬二月に、岡崎の石材店から見積りの依頼を受けた、鞍馬石の板石(4,100mm×4,300mm×600mm 重量約17d)に、石仏を彫る話だ。 |
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大きさ・重量の関係で移動が難しく現場で、作業してほしいと施主の依頼で話は進んでいった、自然石の板石状になった姿で鞍馬石の特徴で有るサビ色を上手く活かせるように、釈迦三尊仏を舟形に彫り込み磨崖仏風に仕上げる事で、決定し準備に掛かった。 時は、平成十五年六月、作業する場所へ原石を据えパイプ足場で枠を組み、防水シートで囲って作業場の完成。 |
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鞍馬系の石は特に硬く、手彫りで舟形を彫り下げるのは困難。穴掘り機を据え付けダイヤモンドパイプで下地を作る、掘り終え手作業で底を揃え出したのが九月の中旬になっていた、暑い盛りのハツリ作業、約三カ月掛かった手で彫っていたら一年掛かっても出来なかっただろう。 |
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深い所で一尺二寸、浅い所で七寸光の加減で底を揃えるのは根気のいる作業で一か所、掘り過ぎると直すのに全体を直さなければならず、慎重に作業した実際には建ててからも微調整の繰り返しであった。 |
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