全国版宝珠型狛犬
最初に彫られたのは江戸で徐々に建てられる範囲が広がっていった
絵手本『諸職画鏡(しょしょくえかがみ)』を元に江戸の石工職人は最新の狛犬を、競って彫り始めた江戸
の近郊では、早い時期から安山岩系の石で彫られ、船で静岡県まで運ばれ建っている。
愛知県が東の狛犬文化と西の狛犬文化の中間と、思われていたが伊豆半島以西から、狛犬の空白地域
があり、岡崎石工が本格的に量産型の狛犬を、彫り始めたのは幕末になってからのことです。

大阪の量産型狛犬も船で運ばれ、愛知県知多半島の神社に建てられ、三重県でも江戸狛犬の宝珠型を
海岸近くの神社で見つけた、ネットで見ると和歌山にも江戸狛犬の宝珠型が建っている。

宝珠型狛犬が何処まで広がっているか、四国金比羅宮にブロンズの狛犬が建っているし、石材産地の庵
治の市中に、幕末に建てられた宝珠型狛犬が建っている。
九州柳川市の神社で、ブロンズ製の宝珠狛犬を見つけた、探せば日本中に宝珠の付いた狛犬が出てくる
かも知れない、『諸職画鏡(しょしょくえかがみ)』恐るべし。

本場江戸宝珠狛犬 岡崎石工作宝珠狛犬 全国各地の宝珠狛犬


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