観音山 西国三十三観音 2


九番 『不空羂索観音(三面)』 興福寺 南円堂 丹波佐吉(村上佐吉)作

この「グループ2」の三体は番号札通りに配置されてない、3番千手千眼観音6番十一面千手千眼観音
5番十一面千手観音
、この不空羂索観音はしっかりした祠に入っていたのだろう、風化もなく欠けも見当たら
ない、和泉砂岩の薄い青みを帯びた石肌がそのまま残っている。
一面・八臂・三眼が一般的、鹿皮の衣を纏うお姿もある、羂索、錫杖、払子、蓮華など持つ。頭上に化仏をつ
けた宝冠等、経典通りに彫ってある。

何番になるかは不明 丹波佐吉(村上佐吉)作
十一面千手千眼観音・十一面千手観音、は同じ像型で彫られる事が多く判別は難しい。
観音山の石仏案内プレートに不思議がある、六番が二枚あり十六番が欠番になっている、今まで四度訪れた
が十六番は未発見、。

何番になるかは不明 丹波佐吉(村上佐吉)作

この石仏も保存状態は良い、彩色の跡も残り風化・欠けも見当たらない、面長の顔立ちは佐吉、石仏の特徴
になっていて、後の石仏も似た作風になっている。


戻る 次へ