観音山 西国三十三観音 7
八番 十一面聖観音』 豊山 長谷寺 丹波佐吉(村上佐吉)作
大師山でも彫られていた長谷寺観音像、佐吉が途中まで彫り二代目金兵衛が仕上げ完成させたのでは、と言われている。
八番の観音像は間違いなく佐吉が最初から最後まで手掛けている、もし金兵衛がこの像を見て大師山の観音像を仕上げたなら、違った味付けになっていただろう。
石で錫杖(しゃくじょう彫り柄の部分をくり貫く、和泉砂岩の限界ギリギリが分かる佐吉だから出来る仕事だろう、雨風に当たらないように祠に入れられている為に欠けなどは見られない。

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