観音山 西国三十三観音 8
何故このグループ分けになったのかは判らないが、番号札通りに収まっている。
十一番 『准胝観音』深雪山 上醍醐 准胝堂  丹波佐吉(村上佐吉)作 像容は一面三眼十八臂とするものが多い。手の本数が
多いことから千手観音と混同されるが佐吉オリジナル。
十九番 『千手観音』霊鹿山 行願寺 [革堂]  丹波佐吉(村上佐吉)作 思い切りそった舟形光背に佐吉のこだわりが見える。
十七番 『十一面観音』補陀洛山 六波羅蜜寺  丹波佐吉(村上佐吉)作 蓮華台座を含め二尺位の像容、今の道具で彫っても
大変な仕事を手彫りで彫る、佐吉の集中力の凄さだ。
十八番 『如意輪観音』紫雲山 頂法寺 [六角堂]  作者不明 もしも佐吉の指導を受けた職人なら、佐吉の影響が出るはず
三十三体の内、花崗岩で彫られた物と新しく見える物は何らかの理由で、後に置かれたのかもしれない。
二十四番 『十一面観音』紫雲山 中山寺  作者不明 細かく彫ってあるが佐吉の作では無い、石も汚れや風化の跡も見当たらず、
後から追加したのかもしれない。

戻る 次へ