丹波佐吉 北山稲荷 狐
安政五年八月
(1858)
早い時期から屋根が付いていたのだろう、和泉砂岩製で保存状態は良い、耳の先端が一部欠けているが風化はしていない。
伊助の死後二年程丹波で仕事をしていた時の作、キツネ本体は佐吉が彫り台座は二代目金兵衛が手がけた。佐吉四十三歳、金兵衛二十二歳親子ほど年の離れた職人同士、佐吉は自分の技術を金兵衛に見せただろうと思う、佐吉の死後明治になってから金兵衛もキツネを彫っている
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