丹波佐吉 大師山西国八十八ヵ所(1) |
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【嘉永五年(1852)】大師山 四十五番岩谷山 不動明王 大師山で最初の仕事、八十八箇所総供養塔として山頂に建っている。不動明王は佐吉が得意とした仏像で他にも石を変え何体か刻んでいる、憤怒像と言うより人間に近い表情。 |
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【嘉永五年】大師山 十九番立江寺 石祠 佐吉自身も寄進者になっている祠、蜂の巣状になったお堂は上部からくり貫かれ中に「五寸三分の 狂気」と賞された延命地蔵が収められている。 何故狂気なのか、小さな石に全長十六センチの細かい細工をしてあるからだろうが、元は五十センチ 程の細長い石の先に仏像を彫り十六センチでカットしたもの、石の粒子を削り取るような細工は根付け 師が得意とした仕事、佐吉が放浪の旅の途中で根付け師と交流があったのでは。 |
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