神楽岡神社(奈良県)


1854年(嘉永七年)四月
丹生川上神社中社の狛犬を彫ってから五ヵ月後、三組目になる狛犬。
大師山八十八ヶ所霊場を手がけている最中の献納、五ヵ月でガラリとシルエットが変っている、顔が小さくなり胴体が大きく張り出している。

使っている石は、和泉砂岩では無く地元の石らしい、赤みをおび硬く締まった石で風化も無く苔も付いていない、触ってみるとザラットしている、花崗岩で言うと『ビシャン仕上』に近い肌触り。

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