素盞鳴社(奈良県) |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
1857年(安政四年)九月 久米御縣神社から一年十ヵ月後、生駒郡法隆寺の近くに建てられた佐吉狛犬。 拝殿と本殿の間に建っているが、周りに囲いがしてあり側には近寄れない、水分神社タイプの最終型になるのではと思っている。細かい毛の取り回しに変化は見られるが基本的には、同じシルエット・同じ割り寸法で彫られている。 佐吉は狛犬の前足に余程の自信を持っていたのだろうか、今まで見てきた狛犬十一組とも同じシルエットで彫られている、引き締まった足首・僅かに反らしている上腕部・脚の裏側までも道具(ノミ)跡を残さない仕上等・・・、前足を二本角度を変えて同じ様に彫る事が、どれだけ根気が要る仕事だか、まして同じシルエットの狛犬を対で仕上げるとは、佐吉のこだわり・執念が凄い。 |
![]() |
戻る | 次へ |