八坂神社 (奈良県)


1868年(慶応四年)九月より明治元年  磯城郡田原本町西代265
台座に大阪石工○○と彫ってあり佐吉の死後に建てられたのが分る、近くに建っている佐吉狛犬と共通点が多々ある。

伴堂『杵築神社』・下永『八幡神社』・天理『御霊神社』と固まって佐吉狛犬が在るエリアにこの狛犬も建っている、上三
社の狛犬は佐吉のニュータイプ狛犬だが、この狛犬古い様式が残っている尻尾が団扇型になっている水分神社タイプ
なのだ、耳は顎まで下がっているし、全体がコロットしている。
大阪で佐吉の仕事場で働いていた職人の作ではないだろうか、形は似ているが佐吉ほど厳しくは彫り込んで無い。
以後、明治維新を迎え狛犬の需要が極端に減り狛犬職人は受難の時期を迎える。

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