参考資料 出雲型狛犬

島根県松江市近郊で彫られている来待石製(砂岩)狛犬を、建て替えの資料として施主から譲り受け、割寸法・彫り方等参考にしました。
彫られたのは大正十四年で、三重県の神社に建てられていた狛犬です約八十六年の風雨で傷んでしまいました。
狛犬本体程ではないが、ボタン付き台座も傷んでいる場合が多い。江戸時代に出現し彫り方が確立してから、製法は殆ど変っては無い
台座は肉抜きして重量を軽減したが、強度が弱く上に乗る狛犬との重量が台座の四本足にかかり欠けている。

狛犬の足は四方向から刳り貫かれている、石は砂岩の為、ツルハシ状の道具で掘られている、狛犬本体の重量を四本の足で受けてい
るがこの部分が特に弱い。

前足にクラックが入っている場合は、危険信号で足全体にダメージが広がっている場合が有り、囲い等で、人が
近づけ無いような処置を勧めている。補修は無理でコンクリートで埋めている状態の補修では一時しのぎにしかならない。
上に乗っているのが、二尺五寸の狛犬で下は三尺の狛犬です、共に欠けている場所は同じで下顎の部分が欠損してます、建てられた時期も
同じで、同じ部分が傷んでいます、事故が起きる前に早めの対策をお勧めします。

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