愛知県岡崎市の狛犬屋 『巽彫刻』 当工房では日本全国の石材店に狛犬を販売しております。花崗岩で狛犬を彫り続けている石職人です。

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幕末時代の狛犬


鎖国により外国の文化と隔離されていたため獅子(ライオン像)は、石工の想像で彫られていて東と西の狛犬は独自に発展し、同じデザインを共有することは無かった。
船便により広く運ばれ各地に建てられたが明治維新を迎え、狛犬の奉納が途絶え第一次の狛犬ブームは終わった。

 

 

【安政6年4月(1859年)】 杵築神社 奈良県

幕末の狛犬

幕末の狛犬

幕末の狛犬

幕末の名工で丹波佐吉が彫った狛犬。オリジナルの浪速狛犬も彫っていたが、安政6年から更にモデルチェンジを行い、細かく彫り込み贅肉をギリギリまでそぎ取った狛犬が出来上がった。当時佐吉は大阪で仕事をし完成品の狛犬を川舟で奈良県まで運んでいた。

 

 

 

【安政3年4月(1856年)】 大江神社 大阪府

幕末の狛犬

幕末の狛犬

幕末の狛犬

安政頃になると大阪市内の狛犬奉納は一段落し、需要は奈良・京都へ移って行った。多くは大阪で刻んで船便で運んでいたが、職人が現地へ出向いて現場で仕事をする、渡り職人も何人か居たと伝わっている。

 

 

 

【安政4年(1857年)】 手向山神社 奈良県

幕末の狛犬

幕末の狛犬

幕末の狛犬

東大寺の隣に手向山神社があり、江戸期の浪速狛犬が多く建てられているが、中に大阪の石工が彫った出雲型狛犬が建っている。大阪東堀の石工で、杉屋和助(嘉永3年頃)から狛犬に名前を彫っている。出雲型のコピーを彫ったり浪速型狛犬にも独特の味付けをしていて、明治以後も京都や滋賀で和助の狛犬が建てられている。