愛知県岡崎でも幕末から続いていた花崗岩による宝珠型狛犬に変わり、酒井孫兵衛六代目デザインの岡崎型狛犬が出現し、孫兵衛が弟子や職人達に彫り方を教え、量産体制を整えた為、愛知県を中心に近隣の県へ販路を伸ばしていった。 |
大阪から受け継いだ浪速狛犬を名古屋の石工が花崗岩で彫った狛犬。名古屋市西区に、角田六三郎と名乗る石工がおり、地元に浪速型やオリジナルの狛犬を供給していた。 |
滋賀県と一部の奈良県に見られる尻尾が三本立ち上っている浪速狛犬。大正時代になると左の狛犬の頭上に角は見られなくなり、細かな毛筋を彫り、子供にも意匠を凝らすようになった。 |
枇杷島町の石工で荒木弥助が彫った子付き・玉持ち狛犬。活躍したのは明治から大正にかけてで、色々なタイプの狛犬を彫りわけていた。浪速型狛犬を最初に彫り始めたのも荒木弥助で、花崗岩の狛犬も多く手掛けている。 |