巽彫刻

愛知県岡崎市の狛犬屋 『巽彫刻』 当工房では日本全国の石材店に狛犬を販売しております。花崗岩で狛犬を彫り続けている石職人です。

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昭和時代の狛犬

原石の供給が止まったためか、和泉砂岩・小松石で彫られた狛犬が極端に少なくなり台座と共に花崗岩で彫った狛犬が全盛になる。
岡崎産地もこの時期展示会等を各地で開き、販売路を広げ灯篭を始め彫刻品で岡崎製品のブランドを確立した。昭和15年、この年が皇紀2600年になり神社に石製品の奉納がピークとなった。以後、政情が悪くなり第二期の狛犬ブームも終わった。
戦後の復興が終わり、昭和35年頃から徐々に狛犬の奉納が増え始めたが、20年のブランクのため、孫兵衛狛犬を伝承する職人が絶えてしまう。40年代になり機械化と工業用ダイヤモンドを細工に用い効率化が進んだが、彫った部分が少なくなり、削って仕上げる工法が主流になった。50年代になり韓国製狛犬が輸入されたがあまり出回らなかった。

 

【昭和・戦前】 熊野神社 愛知県西尾市

【昭和・戦前】 熊野神社 愛知県西尾市

 

【昭和・戦前】 熊野神社 愛知県西尾市

 

【昭和・戦前】 熊野神社 愛知県西尾市

 

孫兵衛の直弟子の戸松利吉作の狛犬。7代目孫兵衛の死後独立して自分の型の狛犬を彫り始めたが、見つかっているのは昭和9年~昭和11年の間に彫られた狛犬で、以後の狛犬は未発見。戦後昭和30年代までは存命だったが狛犬は未発見。

 

【昭和・戦前】 真宮神社 愛知県岡崎市

【昭和・戦前】 真宮神社 愛知県岡崎市

 

【昭和・戦前】 真宮神社 愛知県岡崎市

 

【昭和・戦前】 真宮神社 愛知県岡崎市

 

杉浦磯次郎作の狛犬。この石工も孫兵衛の直弟子で、戸松利吉と同時期に自立した。8代目が後を継いでから、二人の職人が自分の彫った狛犬に名前を彫るようになったが、戦後の狛犬は見つからない。

 

【昭和・戦前】 村積神社 愛知県岡崎市

【昭和・戦前】 村積神社 愛知県岡崎市

 

【昭和・戦前】 村積神社 愛知県岡崎市

 

【昭和・戦前】 村積神社 愛知県岡崎市

 

戦後の岡崎石工を代表する成瀬大吉の狛犬。この狛犬は昭和13年の奉納で大きさは約5尺で、当時の岡崎では最大の狛犬になる。大吉が狛犬職人としてデビューしたのは大正の末頃で、昭和の初め頃にはブームに乗り狛犬生産のリーダーになっていた。

 

【昭和・戦前】 筑摩神社 長野県松本市

【昭和・戦前】 筑摩神社 長野県松本市

 

【昭和・戦前】 筑摩神社 長野県松本市

 

【昭和・戦前】 筑摩神社 長野県松本市

 

松本市近辺に多く建っている狛犬。立派なタテガミでライオンを意識している。尻尾は江戸狛犬を意識したのだろうか、台座を含めて大型の狛犬が建っている。

 

【昭和・戦前】 神田神社 滋賀県真野町

【昭和・戦前】 神田神社 滋賀県真野町

 

【昭和・戦前】 神田神社 滋賀県真野町

 

【昭和・戦前】 神田神社 滋賀県真野町

 

昭和12年奉納の和泉砂岩で彫られた浪速狛犬。今まで出会った砂岩製で浪速型になった最後の狛犬になる。

 

【昭和・戦前】 松坂神社 三重県松阪市

【昭和・戦前】 松坂神社 三重県松阪市

 

【昭和・戦前】 松坂神社 三重県松阪市

 

【昭和・戦前】 松坂神社 三重県松阪市

 

昭和11年奉納、岡崎石工が本格的に古代型狛犬(大宝神社タイプ)を彫り始めた時期と、同時期東京の石工が手掛けた古代型狛犬、岡崎石工が彫った狛犬より垢抜けた作になる。

 

【昭和・戦前】 阿礼神社 長野県塩尻市

【昭和・戦前】 阿礼神社 長野県塩尻市

 

【昭和・戦前】 阿礼神社 長野県塩尻市

 

【昭和・戦前】 阿礼神社 長野県塩尻市

 

石工 赤羽 要人刻 製昨年は彫られてないが、おそらく昭和戦前の作だろう。角は付いていないが右と左では尻尾の彫り方を変えオリジナルに仕上げている。

 

江戸狛犬(子付き) 『牛島神社』嘉永5年(1852) 東京都文京区春日