中国では狛犬のことを石獅子とよび、北獅子(天安門型)と南獅子に分けられています。 |
中国の獅子として日本に多く輸入されている北獅子。天安門型とも呼ばれ揚子江を挟んで北側に多い。古くから彫り続けられている石獅子で、子付き・玉持ちの原型とされる。現在の生産は、福建省のアモイ近くに石材産地があり日本向けの製品を造っている。 |
北獅子に対して南獅子と呼んでいるが、種類は豊富で出会うと楽しくなる。モデルのライオン像とはかけ離れて独創的な像も多く中国石工の想像力に拍手。 |
福建省の公園で見かけたニュータイプの南獅子。日本で見かける玉乗りになり阿吽になっている。タテガミも立派で、阿吽になった獅子。ただ・・・・♀にもタテガミ?? |
写真を送り中国で彫らせたのだろうが、シルエット的には岡崎型に似ているが、対面型の設置で足を4本独立して彫ってある。地震が来たらこの前足では折れてしまいそうだ。横に大正の風化した出雲型狛犬が置いてあり、建て替えたのが分かる。 |
写真を送り中国で彫らせた出雲型に似た狛犬。耳が大きく垂れ下がっていたら出雲型の狛犬で合格なのだが、日本の花崗岩で彫る場合も足の下に台を付けるように勧めている。 |
きっちり彫ってあれば、少々高くても売れると思うのだが・・・中間業者が入ると難しいかも。 |
平成15年奉納の岡崎型狛犬。中国製としては良く出来ているが、毎回同じ製品が来るとは限らない。中国でも職人は育たないし、日本でしか売れない狛犬を彫り続けても、収入は安定しないのが中国職人の現状になっている。 |