昔、三河湾から長野県塩尻まで中馬街道(塩の道)が在りこの道沿いの神社に宝珠型狛犬が建っている。 岡崎石工が彫り始めた量産型の狛犬で、それまで狛犬を彫った実績が殆どなかった。 右『阿』頭上に角、左『吽』頭上に宝珠、これが教科書で実は間違い、正解は右の画像のように入れ替わっている、木彫狛犬を元に諸職絵鏡に載せたのだろうかの葛飾北斎も同じ間違いをしている。 大正以降、宝珠型狛犬の作例は少なく平成から復活させて制作しています。 |
花崗岩は昔の鋼の道具で彫ると硬さに負け刃先が逃げシャープさに欠けます、しかも打刻で彫る為石にダメージが残ります、ここから風化が始まります。
新しい機械と道具で石に優しくシャープな仕上げになりより細かな仕上げが可能に。 日本の狛犬はライオン像が独自に進化し、角や宝珠が付いた狛犬も市民権を得てます、鎖国により石工が想像しオリジナルの狛犬が沢山有ります、宝珠型狛犬を復活させました。 |