仏教の伝来とともに日本へ入り、仏師が木彫で彫り始めたのが日本的狛犬の始まりで、東大寺・南大門に設置されている大理石製中国獅子(ライオン像)が年代が判る最古の狛犬とされている。 |
中国の石工で宋人六郎(渡来人)により南大門の再建と同時期に建てられた。中国式の獅子像で共に口を開き、向き合って建てられていて、尻尾はライオンに似ずオリジナルに彫られている、石は中国から取り寄せた大理石、門内に置かれている為、風化も無く状態は良い。 |
この狛犬は江戸城から移設されたものといわれています、埼玉で最古の狛犬で足は四本独立して彫られ足元に薄い台座が別石で付いています、一番弱い部分で足が二ヶ所折れています。 |
慶長15年岡崎城の城主が越前から運ばせた、笏谷石製の量産型狛犬、約二尺五寸と笏谷石製の狛犬としては大型の部類に入る、他に慶長10年の奉納になる笏谷石製で小型の狛犬(狛猫)と山中鳥居が奉納されている。 |
愛知県高浜市春日町 『春日神社』 前足に特徴があるオリジナル狛犬で、使っている石は安山岩製何処かは特定できないが、江戸時代初期に船で運んだと思われる、産地としては東の神奈川・江戸近辺だろう。 |
京都府宮津市大垣 『籠(この)神社』 建てられたのは鎌倉時代とも言われているが不明です、明治以後コピーされ各地の神社に、建てられるようになった。安山岩製で幅もあり堂々の風格で『籠神社型』とよんでいる量産型狛犬。 |
長野県と群馬県の県境にある碓氷峠に鎮座する、熊野皇大神社入り口に胴長のはじめ狛犬が建っている。原石は安山岩であまり風化してなく、原型を留めている。 |
国産の石造り狛犬では最古ではないか、安山岩製で四本足を独立して彫ってある、防犯のためか安全対策なのか鉄製のオリに入っている。 |